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管理人の日常やら愚痴やら何やら。
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書いてしまった…とうとう書いてしまいました

ギンヒツSS

あう…負けた。素敵サイト様を巡ってしまって触発された…
なので!興味ない方はお読みにならないほうがよろしいかと…っていうか読んでも??って感じでしょうし;

しかも何を思ったか前編と後編と分かれちゃったし!最初はこんなに長くなるはずではなかったんだ!
ちょっとシリアス程度で終わるはずでしたんですよ!なのに~…知らない間に長くなってしまった…って、いう。

続きは書くかどうか…(ぇ)
仮にもここはアビスサイトだしね…どうしようかな。やっぱり鰤もジャンルに加えようかしら…

悩みつつ、お読みになる方はどうぞ@




「た~いちょ♪」

―ガバッ

「…なに遊んでんだ松本」


執務中、それも上司が目の前で書類を捌いているというのにこの十番隊副隊長は事もあろうに背後から抱き着いてきた

今まさに筆を書類に落とそうというタイミングで(筆を落とさなかった自分を褒めてやりたい)


「遊んでるなんて失礼な!仕事で疲れている隊長を少しでも癒してあげようっていう私の優しさじゃないですか~」
「その疲れを引き起こしてんのはどこのどいつだ!ここにある書類!全部テメェのサボった分じゃねぇか!?」
「あれ!そうでしたっけ?まぁ細かいことは気にしないで!休憩しましょうよ~」
「お前は何もしてないだろ…;」


何を言っても無駄だ


口で勝てるわけもない己の副官に小さく溜息をつき、拘束されている(むしろその神々の谷間に埋もれている)腕の中から抜け出し、来客用とも言える中央のソファへと座り込んだ
その様子を見ていた松本はぽけっとしつつ、すぐさま笑顔に戻りお茶とお茶受けの菓子を用意する































「隊長は限度ってもんを知らないんですよ」
「は?」


休憩中、目の前にいる副官に言われたことに思わず持っていた蕎麦饅頭を落としてしまった


「あ、何してるんですか勿体ない」
「いやお前のせいだろ。なんだいきなり…」
「そのままの意味ですよ」


落ちた蕎麦饅頭を拾って皿の脇に置き副官を見遣る
それは思っていたよりも真面目な話しなのか、松本は真っ直ぐ俺を見ていた


「隊長はご自分で無理をなさっていることに気付かないんですよ」
「無理をしているつもりは…」
「それが自覚がないっていうんです。現に私が言わないと休憩もお昼もとろうとしないじゃないですか」

―今では

という言葉は飲み込んで

「とにかく、適度にサボるってことをですね~」
「……」
「隊長?」


松本が話していることは理解している
確かに「今では」自分から休憩をとるといったことは皆無だ
松本がこうして休ませてくれなければ今も仕事をしているだろう

そう


少し前ならば嫌でも休憩していた
あいつが来るから…




「日番谷はん」




休憩をしないのは、手を止めてしまえば思い出すから
この静かな執務室ではどうしても…


「…隊長、最近寝てないんじゃないですか?」
「…別に」
「嘘。見てればわかります。何年あなたの副官してると思ってるんですか」
「……」
「無言は肯定と取ります」


本当に敵わない
いちもサボっている癖にこういうことには敏感だ


「…仮眠はとってる」
「それは寝るとはいいません」
「寝てることに変わりはないだろう」
「そういうことを言ってるんじゃありません」
「……;」


こうなると松本は引かない
正直に話すまで恐らくは仕事をさせてもらえないだろう

小さく溜息をつき参ったという風に両手をあげた


「確かにあまり寝てはいない。だが別に、仕事に支障はでて「じゃあ決まりですね」…は?」

俺の話しを遮り、松本は急に立ち上がると前に座っている俺の両脇に腕を入れて…って!


「Σな、何してんだ!?降ろせ!!」
「うっわ!隊長軽ッ!!ちゃんと食べてるんですか?」
「~ッ話しを聞け!」


―はいはい♪

と完全に聞く気のない松本に抱き上げられそのまま執務室を出た

正直…恥ずかしい
周りの隊員もなんだなんだと見てくるし
何が悲しくて女の松本に抱っこされなきゃいけねぇんだよ…;


「松本…」
「なんですか?」
「恥ずかしい…降ろせ」
「嫌です」
「どこかに行くのはわかったから!自分で歩く!」
「ダメったらダメで~す」


俺…隊長だよな?(泣)


あまりに恥ずかしいため松本の肩に顔を埋めた
その時の松本の顔は見えなかったが、クスッと小さく笑う声が聞こえた


「…笑うな」
「だって隊長ってばかわいいんですもん♪」
「…うるさい」
「もぅ~拗ねないでくださいよ!あ、着きましたよ!」


誰のせいだってかどこにだよ

そう思っていたらゆっくりと松本が降ろしてくれた
地面に足がついて前を見ると…


「俺の部屋じゃねぇか」
「はい」
「で?」
「寝てください」


もう意味がわからない;


そんな俺を放置し松本は俺の背をぐいぐい押して無理矢理部屋に押し込んだ
ご丁寧に鍵までかけて


「おい松本!」
「今日は隊長は非番です!なのでゆっくり!休んでくださいね♪」
「はぁ!?勝手に決めんな!じゃあ誰があの書類すんだよ!」
「私がやりますよぉ!」
「え゛」
「なんですかその反応は!優秀で優しい副官が珍しくも隊長の変わりに書類をしますって言ってるんですよ!もっと喜んでくださいよ~」
「仕事は当たり前だし自分で珍しくとか言うな!自覚があんならサボるんじゃねぇ!」
「じゃ♪明日の朝に鍵開けてあげますよ~」
「Σあ!ちょ、待て!」


それじゃ~♪と言って去る副官の足音からはとてもじゃないが仕事をしてくれそうには感じない
それでも本気で怒れないのはあいつなりに俺を気遣ってくれていることがわかるから


「…ったく、どうしろってんだよ…」


正直言って、今はあまり眠くないし休めと言われても今の今まで仕事をしていたのだから何もすることがない
仕方なく引きっぱなしの布団に羽織りのまま倒れ込んだ


眠りたくない


夢は残酷だ









会いたい、でも会いたくないあいつが


























結局疲れが溜まっていたのか俺はいつのまにか眠ってしまった


そして夢を見る





















あいつの夢を


















市丸ギンの夢を見る















前編・終

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プロフィール
HN:
弥雲 珀
年齢:
36
性別:
女性
誕生日:
1988/05/16
職業:
学生
自己紹介:
大仏が有名なとこに住んでるヲタの部類に入る女子です
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